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効果音をつけるなら、ぽかぽかというのが一番しっくりくるだろう。それほど今日は晴れ晴れとした気持ちいい天気で、暖かい。屋上でお昼を過ごすにはぴったりな日だ。そんな今日、とリョーマは屋上でお弁当を食べていた。 「今日は気持ちいい日だねー」 「ん…」 何気ない会話に聞こえても、二人の表情はどこか穏やかで、ほのぼのとした空気が漂っているのは明らかである。暖かい風が空に向かって舞い上がれば、その風に導かれるようには空を見上げた。雲がゆっくりと流れていて、青色が透き通っているような空には目が離せず、ただ見つめる。 「………?」 ふと、彼女は違和感を感じた。膝が重いと。しかしその訳はなんとなく気付いてる。気付いてはいるが下を向くのが恥ずかしいは空を見つめ続けた。 「………」 「………」 沈黙が流れて、二人の会話は無になる。はこの沈黙に嫌な気はしないのだが、それは普段の話で今は別問題であった。この沈黙が今のには恥ずかしさを増すもの以外の何物でもなくて、ただこの場をどう切り抜けようかと考える事に集中する。すると突然、の集中を遮る声が聞こえた。 「おやすみ」 「えっ――?」 リョーマの言葉には下を向き、彼女の膝に頭を乗せている彼を見てしまう。それと同時に後頭部がぐん、と重くなった。まさか本当に寝てしまうのだろうかと思い焦ったの視界いっぱいには目を閉じたリョーマの顔がどアップで。そして遅れて伝わってくる、柔らかな感触。 「まだまだだね」 離れていったリョーマの顔は、得意気な笑みを浮かべていた。そんな彼の表情を見てやっぱりリョーマは格好いい、なんて思っていたのもつかの間で。は今の状況を理解すると顔を耳まで真っ赤にさせた。リョーマは真っ赤になったを見て満足すると、また目を閉じる。 「じゃ、今度こそおやすみ」 今度は熱いくらいの風が、吹き抜けていった。 熱い暑い、君の罠 (その唇に溶かされる私) (お前の反応が楽しくて) |